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●治験って何?
ひとつの薬が誕生し、私たちの手元に届くまでには、およそ10年~15年という年月がかかります。さまざまな化合物の中からくすりの候補を見つけ、効果と安全性を確認し、国の厳しい審査を通ったものが、やっと世に姿を現します。病院で処方されるくすりも、ドラッグストアに並ぶくすりも、すべて、大勢の人の時間と努力がつまった結晶なのです。
●治験のメリット・デメリット
治験に参加することには、メリットとデメリットがあります。
以下は、考えられるメリットとデメリットの例です。
治験のメリット | 治験のデメリット |
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①丁寧な診察が受けられる…治験中は、定期的に丁寧な検査・診察が行われます。病院や健康診断に縁がない人も、この機会に自分の健康状態をチェックしてみては?思わぬ感染症が発見された例もありますよ。 ②負担軽減費(協力費)がもらえる…検査のため指定された日に通院する、日常生活上のきまりを守る、定期的に薬を服用するといったご協力に対して、一定の基準に従って負担軽減費が支払われます。負担軽減費の一例:2泊3日×2回⇒8万円 ③社会に貢献できる…治験は、新しい薬を世に送るために必要なプロセスです。治験に参加することは、新しい薬で誰かを支えることにつながります。 |
①指定された日に入院・来院する必要がある…指定された日に入院や来院をする必要があります。原則として日程の変更はできません。 ②ルールを守らなければならない…治験薬の正しいデータを集めるために、治験期間中は、いくつかルールを守っていただく場合があります。ルールは治験によって異なりますが、たとえば、暴飲暴食の禁止、激しい運動の禁止、禁煙などです。 ③副作用が生じる可能性がある…副作用が生じる可能性があります。副作用が生じた場合には、適切な処置を行います。 |
●治験のスケジュール
治験スケジュール例:ある2泊3日の治験の場合
1日目
2日目
3日目
●治験に参加するまでの流れ
ボランティア登録されていない方
- ①当ホームページの申し込みフォームからお申し込み下さい。
お電話、メールでの参加申し込みは受け付けておりません。
また健康高齢者(65歳以上)や現在疾患をお持ちの方はこちらからお申し込みください。 - ②ボランティアパネルに予備登録
- ③希望する治験が決まりましたら、検診(スクリーニング)をご案内いたします。
- ④ボランティアパネルに本登録 初めて検診(スクリーニング)に参加される場合は、検診当日に本登録手続きと治験について正しく理解していただくための登録説明会を行います。
- ⑤治験説明会治験で使用する薬や治験の方法などについて詳しく説明します。
- ⑥治験参加に同意(インフォームドコンセント)
- ⑦検診(スクリーニング)
- ⑧治験に参加するメンバー決定
- ⑨治験参加
新しいお薬は治験によって生まれます。
現在使用されているクスリはすべて「治験」というプロセスを経ています。それらの医薬品はすべて治験によってその安全性と有効性が確認され、患者さんに使用することが(厚生労働省)により許可されたものです。